スキャンダル実体験記

おこんばんはニキです。

まさに週刊誌に載ってそうな裏社会にでも潜入取材したんかという仰々しいタイトルですが

いのおくんがパパラッチゃられましたね。

そこで色んな感情のるつぼに突き落とされた気分なのですが、

ここで引いてはエッセイストの名が廃るってなもんで書くっきゃないってなもんで書いてみんとす。

だってリリーさんが芸術家なんて名乗ったもん勝ちって言ってたから。だから。さ。

本心を見せるのが怖いのか、いつもはまどろっこし~~~く婉曲しまくって書いてしまうタチなのですが、

今回はいのおくんの名誉も私の名誉も全く気にせずに赤裸々につづりたいと思います。

できるかはわかりません!!!乞うご期待!!!

 

ってことで事実としてある事はお正月のシンガポールの某有名ホテルのプールで

Hなお姉さんといのおさんが話していたという事ですね。

ってもうすでにボカシまくってるやないかーい。

まぁ良い。先に進みましょう。

 

【段階1】

最初見た時はなぜかとてもドキドキして、すっごい血圧あがって、早く!誰かと!話したい!ってなった。

なぞの興奮状態。

ほらあれ台風来る前のドキドキみたいなヤツ。ちょっとしたスリルみたいなヤツ。

そこで一般の友達に話すシミュレーションをしてみたんだけど

「ちょっと聞いてよ~!好きなアイドルがAV女優とお正月にシンガポ・・・

ってこの辺まできて、あまりに自分で面白くなっちゃってキャッチーすぎて、ダメだこれ他人に話したら面白い事が気になって話にならないヤーツってなったので話すのは断念。

あっちなみに今回初めて知ったのですが、AVって使っちゃいけないらしいですね。

艶系女優とかセクシー女優とか各紙工夫を凝らしていたのだが、逆にもっとエロみ増してない?大丈夫?ってなりつつまた一つ賢くなってしまった。

そんで、こんな突然こんな誰も予想しなかった形でこんなにキャッチーに撮られるいのおさん、持ってるなって真剣感心したし天才だなと思った。

私の予想に反して、メールをくれる友人たちはみな、誰かお亡くなりに?くらいのテンションで心配してくれていた。

ありがとうありがとう。

しかしこの時の私はまだ、「いのありでマーライオンの歌うたおう!」とか不謹慎極まりないことを言える位には、この後訪れる地獄と現在の自分の心理状態を理解していなかったのである。

 

【段階2】

まぁすごく面白がっていた様に書いてしまったけど、

それと同時進行で、有岡くんと行ったって写真まで載せて話してましたやーーーん。

っていう裏切られた感もズイズイ来てた。高速ドリブルを得意とするウイングかって位ズイズイ来てた。

前に、先輩グループがメンバーと旅行行ったって言っていて、後に実は全員彼女連れだったと発覚した話を聞いたことがあって、

それってどういう気持ちで話すのかな?って甚だ理解しがたかったのです。

おそらく大抵のファンは知りたくない事実を嘘をついてまで話すのって、ギリギリのスリルを楽しんでたり、騙されてバカだなって優越感に浸ってるの?ってヒガイモウサーは思っていたのです。

つい面白かったからとか近況だからって話してしまうのか、実際どういう心情なのかは分からないけど。

だけど賢くって客観的に状況を見られて他人の気持ちに寄り添えるはずのいのおくんがそんな事するはずがない!って本気で思ってたんですよね。

なんならどんな話を聞こうが写真を見ようが疑うことすらなかった。

言えないことは言わない人だと思ってた。というよりそう信じたかったんだと思う。

それがファンに対しての誠意だと私は思ってしまうので裏切られた気になってしまうのでしょう。

と、すごいギルティな見方をしているけれど、

実際わかっていることは偶然同じ時期に偶然知り合いの女子が偶然同じ外国の偶然同じホテルに泊まっていて偶然同じ瞬間に偶然プールサイドに居合わせた事だけですからね!

ディスティニー感じずにはいられない。ロマンティックが止まらない。

あと、よくよく考えたらシンガポールの詳細を話していたのはほぼ有岡くんだったし、有岡くんと一緒に行ったのは確かで、いのおくんがした事は写真載せた事くらいです。

 

【段階3】

まぁなんだかんだ言って責めどころが欲しいだけなのかもしれません。

そのくらい気持ちの持って行き場がないのだ。

私は確率で物事を見るタイプなので、さすがに示し合わせて旅行に行ったんだと思っています。

事実は永遠に知る術がないので、ここはそーいう事でいかせていただく。

第一報はお昼間だったのですが、夕方に写真が出回ってオワターってなって、夜も変な躁状態継続中で全く寝付けませんでした。歴代の薬たちが眠る四次元ポケットから\スイミンヤクー!/を取り出してやっと眠りについたのでした。

今思うとこの躁状態、ただの拒絶反応だったのかもしれぬ。

そんなこんなで一夜明けて仕事に行ってからが大変だった。あったまの中ぐっるぐるしちゃって。

何やってもイージーミスしてるし、隙あらばネットで○○○○○○(お相手の名前)って検索しちゃうし。

どんなビッグウェーブでも乗りこなす伝説のネットサーファーになってた。

六本木の会員制バーで知り合ったって記事を見たやや業界人の友達が、六本木って時点で黒いとこと繋がってるかもよって言ってきて。

最初は、こういう人がタイプなのかぁとか、嫉妬深いと思ってたのに相手の職業的な事は許せるの?とか、なんとかフレンド的なサムシングなの?とか、そーいうサムシング有りなんだぁとか、まだ可愛らしい事考えてたんですよ。

でも六本木界隈の黒いウワサ調べはじめたらそんなぬるい話じゃなくなってきて。

ここでだいぶ雲行きがどんよりし出す。

 

【段階4】

あくまでわたしの妄想劇場な事を重々ご承知いただきまして先に進みましょう。

端的に言うとGEINOUKAI!!!ってなった。

性と金と薬!みたいな。北野映画か!みたいな。

色々調べててショウフ説とかツツモタセ説とかオクスリ説とか妙な情報インプットしまくってしまって、

過去のあれやこれやが、全部めくるめく欲望の世界に見え始めてしまう現象が発生。

六本木カラオケ合コン疑惑、箱根日帰り温泉疑惑、六本木クラブVIPルームで騒いでた疑惑エトセトラエトセトラ。

その時は話半分で聞いてたのに、一つ信じていた事が崩れると物差しを失ってしまって何も測れなくなってしまった。

研究の仮説みたいなもので、一つ理論が崩れると後はドミノ式に意味を成さなくなってしまう。

私が8年間、雑誌を隅々まで読んでテレビを見てラジオを聴いてコンサートを観て作り上げた、いのおくんというパーソナリティがパリンって一瞬で割れてしまったのです。

最初から何も知らなかったし、わかったつもりで理想を作り上げていただけで、これから先も何も知れないんだと思ったら、とんでもなく辛くて悲しくて。

ああもう疲れたよ疲れたよ疲れたよ。エイジおれも疲れたよ。

 

【段階5】

ここまで散々有ること無いこと考えつくすともう考える事もなくなってしまいます。

そしたら、色々遊んでるんだとしても悪い人につかまって巻き込まれてないといいなぁとか。

有名になったから色んな人が寄ってきて大変なんだろうなぁとか。

忙しくて大学の友達ともスケジュール合わなくなってるだろうし、どんな場所だろうと新しい友達が支えになってるのならそれでいいんだなとか。

結婚も向こう10年位は出来ないと思ってるだろうし、簡単に恋人つくるつくらないの問題じゃないよなぁとか。

お父さんとお母さんと妹さんの気持ちとか、周りの反応は大丈夫かなぁとか。

アイドルって芸能界って何なのかなぁとか。

凪の境地に入るわけです。

Iamホトケみたいな気持ちです。

でもすぐ前の段階に戻ってイライラしたり悲しくなったりぐわんぐわんします。

ホトケとオニを行ったり来たりです。疲れます。天国と地獄です。疲れます。

いのおくんの人生も気持ちも欲望も尊重したいと思えるけど、撮られた事と話した事は自分の責任なので自分でがんばって下さいとしか思いません。

だからコンサートでは死ぬ気で踊ってほしかったし、最後の挨拶をいつもの照れみたいなので濁された事は納得いってません。

でもそんな人だって知ってて好きだったんだよな~って何も知らなかったって気づいたばかりで思ってしまう矛盾どうしたらいい?

ファンって何なんだろうね。

いのおくんにとってファンって何ですか?

 

アイドルを受け止めていく時の気持ちの消化の仕方って、キューブラーロスの死の受容過程に似てるなってずっと思ってたんだけど、ブログ漁ってたら全く同じこと言ってる人がいて、これは真理だ。と思った。

つまり自分の中にあったアイドル像の死を受け止めているという事で。

つまり「真実の姿=偶像の死=アイドルの死」なわけで。

それはそれでとてもせつない。

どんな状態をも受容できる柔軟性と順応性が欲しいなと思うばかりです。

私もまだまだお子ちゃまだなと身に沁みる思い。

 

ストレスを紙に書き出して落ち着かせる療法みたいだなと思ってたら、ほんとに今スッキリしてる。

今日ものすごい虚無感に襲われて「スキャンダル 乗り越え方」とか「虚無感 離脱」とか気持ち悪い検索しまくってました。

仕事中に。

人にあまり言えない様な部位の病気心配してる人みたいになってたから、

助かった!人権取り戻した!フォローミー!※ジャンヌダルクのミラジョボビッチのセリフ

書く必要の無い事まで書いてしまったかもしれないですが、ただの私の思考過程に過ぎないので流して下さい。

今回の事を語る上で自分のオタクスタンスみたいな物と切っても切れない気がしたので、また今度オタク人生を語りに来ます。

さらばっっっ